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- 生活習慣 -

小児の肥満と生活習慣について
お子さんの健やかな成長を見守る中で、食生活や生活習慣の大切さは、親御さんもよくご存知かと思います。小児の肥満について、医師の観点から大切なポイントをお伝えしたいと思います。
乳児期から始める肥満予防
 肥満という言葉を耳にすると、多くの方が思春期以降のことを考えるかもしれませんが、実は乳児期から気を付けることが大切です。最初のうちは、離乳食の始め方や食材選びに注意を払うことが肥満予防の第一歩になります。

例えば、乳児期にはミルクや離乳食の量を適切にコントロールし、味付けはなるべく薄味にして、自然な味を楽しむ習慣をつけましょう。この時期に食べ過ぎや甘いものの摂取が続くと、将来的に肥満に繋がることがあります。
学童期に大切な家族の食習慣
学童期に入ると、お子さん自身が食べ物を選ぶ機会も増えてきます。この時期には、親御さんもご自身の食生活に気を配りながら、家族で楽しみながら食べることがとても大切です。お子さんは、親の姿を見て育つため、バランスの良い食事を家族全体で意識しましょう。

食事の際には以下のことを意識してみてください

●バランスの良い食事
炭水化物、タンパク質、野菜をバランス良く摂るようにしましょう。

●ゆっくり噛んで食べる
食事は急がず、ゆっくりと時間をかけて楽しみます。早食いは肥満の原因にもなりやすいです。

●糖質の摂取を控える
特にジュースやお菓子には、たくさんの糖分が含まれていることが多いです。甘い飲み物やお菓子は、できるだけ控えるようにしましょう。おやつの時間は楽しい時間でもありますが、量や内容に気を配ることも重要です。例えば、ジュースの代わりにお水や無糖のお茶、果物やヨーグルトなどの健康的なおやつを取り入れることをおすすめします。
適度な運動で健康をサポート
肥満を予防するためには、食事だけでなく、適度な運動も欠かせません。特別に激しい運動をする必要はありませんが、毎日30分を目安に全身を使って体を動かすことが理想です。家族で散歩をしたり、公園で遊ぶなど、楽しい時間を一緒に過ごしながら、自然に運動習慣を身につけていくことが大切です。
未来の健康を守るために
小児期の肥満は、そのまま成人になっても影響が続き、将来的に生活習慣病(糖尿病や高血圧など)に繋がるリスクがあります。お子さんが元気で健やかに成長し、将来にわたって健康な生活を送れるよう、今からの習慣作りがとても大切です。

お子さんの健康を第一に考え、親御さんの不安や疑問にいつでもお答えします。
お子さんが楽しみながら健康的な生活を送れるよう、食事や運動についてのアドバイスやサポートをしています。お気軽にご相談ください。
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